月刊公務員関係判決速報 (第 427 号)
2013年7月号
内 容
本誌は、総務庁人事局(現総務省人事・恩給局)を中心に構成される公務員関係判例研究会(昭和46年4月発足)の監修により、最新の公務員労働を巡る判例の中から主要判例を精選して紹介・解説する実務資料誌である。
掲載判決には、研究会において批判・検討を加え、判決の問題点を明らかにした上で論評を付す。

監編者名 公務員関係判例研究会 編著
判型・頁数 B5判・30頁
定価 1,200円(送料込)
発行日 2013年7月25日
ジャンル 雑誌(月刊誌)
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備考


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目   次
ひとこと 伝える力 弁護士 山田 陽彦

《最近の労働判例》

公用車内における受動喫煙によって化学物質過敏症を発症したとしてされた県職員の損害賠償請求及び庁舎内のワックス掛けの差止請求について,県が,公用車内における受動喫煙から職員を保護するような具体的な対策を講ずべき具体的な義務を負っていたとはいえず,公用車について禁煙車を設ける措置を取っていなかったことをもって,当該職員の健康を受動喫煙の危険から保護すべき安全配慮義務に違反したということはできないとし,また,庁舎内のワックス掛けは,その必要性が認められる一方,県は,当該職員に生じ得る被害ができるだけ少なくなるような対応をしていることなど,その差止請求を認容すべき違法性を有するものとまでいうことはできないとして,各請求が棄却された事例
【安全配慮義務,職場環境】(岩手県職員損害賠償等請求(受動喫煙)事件・盛岡地裁平成24年10月5日判決)