月刊公務員関係判決速報 (第 401 号)
2011年1月号
内 容
本誌は、総務庁人事局(現総務省人事・恩給局)を中心に構成される公務員関係判例研究会(昭和46年4月発足)の監修により、最新の公務員労働を巡る判例の中から主要判例を精選して紹介・解説する実務資料誌である。
掲載判決には、研究会において批判・検討を加え、判決の問題点を明らかにした上で論評を付す。

監編者名 公務員関係判例研究会 編著
判型・頁数 B5判・42頁
定価 1,000円(送料込)
発行日 2011年1月25日
ジャンル 雑誌(月刊誌)
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目   次
ひとこと 個人情報の集積 弁護士 森末 暢博

《最近の労働判例》
1 人身・物損事故を伴わない酒気帯び運転をし,警察に検挙された市の現業職員に対する懲戒免職処分について,市における飲酒運転防止に対する取組みや,当該職員の酒気帯び運転に至る経緯,態様等に照らせば,同処分に裁量権を逸脱・濫用した違法はないとされた事例
【職場外非行】(都城市現業職員懲戒免職(飲酒運転)事件・最高裁一小平成22年2月18日決定)

2 頭頸部がん治療の専門医師として,一環して頭頸科における診療業務に携わっていた原告を研究室長へ配置換えする旨の処分は,勤務内容に不利益を伴うものであるから,同処分の取消しを求める訴えの利益はあるが,被告において,原告の看護師,外来患者等に対する暴言等により,チーム医療を阻害し,患者に悪影響を及ぼすおそれがあると判断して同処分を行うことには業務上の必要性があり,裁量権を逸脱・濫用した違法はないとされた事例
【転任・その他】(がんセンター配置換え処分取消請求事件・福岡地裁平成22年7月7日判決)

◇本誌登載裁判例の上級審における結果