月刊公務員関係判決速報 (第 390 号)
2009年11月号
内 容
本誌は、総務庁人事局(現総務省人事・恩給局)を中心に構成される公務員関係判例研究会(昭和46年4月発足)の監修により、最新の公務員労働を巡る判例の中から主要判例を精選して紹介・解説する実務資料誌である。
掲載判決には、研究会において批判・検討を加え、判決の問題点を明らかにした上で論評を付す。

監編者名 公務員関係判例研究会監修/(財)能率増進研究開発センター編著
判型・頁数 B5判・42頁
定価 830円(送料込)
発行日 2009年11月25日
ジャンル 雑誌(月刊誌)
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目   次
ひとこと 給与の減額 弁護士 俵 正市

《最近の労働判例》
1 気象庁気象衛星センター職員の無断欠勤に伴う懲戒免職処分について,無断欠勤は統合失調症の罹患を契機とするものであると認定し,当該職員の自由意思に基づくものではないことについて,職場の管理職の認識ないし認識の可能性があったことを踏まえると,社会通念上著しく妥当を欠き,裁量権の逸脱・濫用したものであるとして,当該処分を取り消した事例
【その他】(気象庁気象衛星センター職員懲戒免職処分取消請求事件・大阪地裁 平成21年5月25日判決)

2 不正経理に関与した元陸上自衛隊会計隊長であった原告が,国に対して支払った弁償金について,当該弁償金の支払には法律上の理由があることなどから,国はこれを不当利得として返還する義務を負わないとして,原告の請求を棄却した事例
【職場内非行】(元陸上自衛隊職員弁償金返還請求事件・東京地裁 平成21年5月26日判決)