月刊公務員関係判決速報 (第 383 号)
2009年3月号
内 容
本誌は、総務庁人事局(現総務省人事・恩給局)を中心に構成される公務員関係判例研究会(昭和46年4月発足)の監修により、最新の公務員労働を巡る判例の中から主要判例を精選して紹介・解説する実務資料誌である。
掲載判決には、研究会において批判・検討を加え、判決の問題点を明らかにした上で論評を付す。

監編者名 公務員関係判例研究会監修/(財)能率増進研究開発センター編著
判型・頁数 B5判・52頁
定価 830円(送料込)
発行日 2009年3月25日
ジャンル 雑誌(月刊誌)
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目   次
ひとこと 鳥瞰と虫瞰―酒気帯び運転と懲戒免職処分 弁護士 松崎  勝

《最近の労働判例》
1 市立小学校の教員となった元市職員が条件附採用期間の満了日をもって免職処分とされたことにつき,同処分を適法とした原判決が取り消され,当該教員任命は地方公務員法上の採用には該当せず,条件附採用の対象とはならないなどとして,同処分が取り消された事例
【任用,退職】
(条件附採用教員免職処分取消請求事件・大阪高裁 平成20年8月29日判決)

2 臨床検査技師に対して同日付けで行われた分限処分及び懲戒処分について,両処分は,それぞれ制度の趣旨・目的を異にするものであるから,懲戒処分の対象とされた非違行為を分限処分に該当するかどうかを判断するための事情として考慮することは許されないものではないなどとして,上記処分の無効確認請求が棄却された事例
【分 限】
(臨床検査技師分限処分無効確認請求事件・最高裁一小 平成20年6月19日判決)