公務員労働の理論と実務 4
判例の検討を中心として
内 容
国や地方公共団体における正常な労使関係の維持、信頼関係の確立のためには、職場における管理者の適切な法令解釈と正しい判例の理解が不可欠である。本編集の「公務員関係判例研究会」では、第一線の弁護士や実務専門家が、適正な判例の確立のために、公務員労働を巡る新判例の紹介や討議・研究を行ってきた。本書は、同編集になる季刊雑誌「公務員関係判例研究」に掲載したものの中から、実務上の指針となる一般的なテーマを一冊にまとめ、単行本化したものである。最新の公務員労働の争訟判例を中心に、批評や解説を加え、日常生起する切実な問題に対し、具体的解決策の指針を示す。官公庁における人事・労務管理者をはじめ、法曹関係者に好評の「公務員労働」シリーズ。

著編者名 公務員関係判例研究会編
判型・頁数 A5判・上製函入・466頁
定価 3,850円(本体3500円+税10%)
発行年月 1984年7月
ISBN 4-88260-013-7
ジャンル 単行本/行政・労働
送料 340円
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備考


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主 要 目 次
第1章 争議行為
 「あおり」罰則の限定解釈論批判
 争議行為と代償措置
 勤務時間内職場集会をめぐる諸問題
 年末休日の出勤義務

第2章 懲戒処分
 懲戒処分にかかる任命権者の裁量権の限界

第3章 組合活動
 リボン闘争と勤務時間中の組合活動
 ビラ貼り目的立入りと建造物侵入罪の成否等
 団体交渉と監禁罪など刑事犯の成立について

第4章 団体交渉
 団体交渉の対象事項

第5章 庁舎管理
 組合掲示板撤去の法律関係

第6章 政治的行為
 私人として行う投票勧誘運動と政治的行為

第7章 年次有給休暇
 年次有給休暇の請求時期と休暇期間開始後の時季変更権の行使の適否
 年休権行使と権利の濫用

第8章 起訴休職
 起訴休職処分および復職後の格付処分と任命権者の裁量権

第9章 給与
 辞令書返上の可否及び指示外業務従事と賃金

第10章 退職
 依願退職処分と退職願の撤回

第11章 安全配慮義務
 発病労働者に対する増悪防止措置義務
 【実務問答】 安全配慮義務

第12章 混合組合
 混合組合に対する地労委の権限

第13章 採用
 【実務問答】 採用内定・条件附採用

資料
 公務員関係労働判例年表