【改訂2版】最新実務労働災害
-労災補償と民事損害賠償-
内 容
メンタルヘルスやパワハラ事案、遺族補償年金・遅延損害金の扱いなど、時代とともに変化し、奥が深い労働災害問題の実務対応に役立つ一冊。
精神障害に関する労災認定基準の改訂や、労基法81条の打切補償の解釈をめぐる判例、損害賠償額の算定に関する判例等、労災・安全配慮義務分野の新しい動きを追加した。

著編者名 冨田武夫・牛嶋 勉/監修
判型・頁数 A5判、496頁
定価
発行年月 2015年11月20日
ISBN 978-4-88260-273-6
ジャンル 単行本/労働
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主 要 目 次
第1部 労災補償
1 労災保険
Q1 労災保険制度
Q2 労災保険の適用を受ける事業
Q3 出向や派遣と労災保険の適用 ほか

2 業務災害の認定
(1) 業務上の負傷、死亡
Q11 労災の立証責任と程度
Q24 社内の懇親会等の行事に出席中の災害
Q25 ボランティア活動中の災害
Q28 社外の懇親会やゴルフ会等に参加中の災害
Q29 療養中に生じた災害 ほか

(2) 業務上の疾病
Q31 業務上の疾病の認定
Q32 頸肩腕症候群
Q34 肝炎、エイズ、MRSA感染症
Q35 有機溶剤中毒
Q36 振動障害 ほか

(3) 過労死等
Q38 精神疾患
Q39 パワーハラスメントによる精神疾患と業務起因性
Q40 過労自殺
Q41 過労死
Q42 持ち帰り残業による疾病

3 通勤災害保険制度
Q43 通勤災害保険制度
Q44 通勤災害の認定要件
Q45 通勤災害に関する労災保険法改正について
Q46 飲酒を伴う任意の会合からの帰宅中の災害

4 保険給付
Q48 給付基礎日額
Q52 消滅時効
Q53 不服申立
Q56 和解(示談)と労災保険給付の関係 
Q57 自賠責保険と労災保険との調整 ほか

5 社会復帰促進等事業
Q58 社会復帰促進等事業の概要
Q59 特別支給金

6 労災と労働契約
Q60 療養中の解雇
Q61 打切補償・傷病補償年金と解雇

第2部 民事損害賠償
1 安全配慮義務違反
Q62 安全配慮義務違反による賠償責任
Q67 不法就労外国人への安全配慮義務
Q69 企業の健康管理義務 
Q74 セクシュアル・ハラスメントと安全配慮義務違反
Q75 パワーハラスメントと安全配慮義務違反 ほか

2 不法行為
Q80 労働災害の不法行為責任
Q81 労働災害の工作物責任
Q82 不法行為と安全配慮義務違反
Q83 共同不法行為
Q84 不法行為の立証責任
Q85 不法行為責任の消滅時効

3 「過労死」などの脳・心疾患
Q86 脳・心疾患と安全配慮義務違反
Q87 脳・心疾患と健康診断
Q89 脳・心疾患と労働時間・業務量
Q91 脳・心疾患と休日・休暇等
Q92 脳・心疾患と治療への配慮

4 精神障害・自殺とその他の疾患
Q93 精神障害・自殺についての賠償責任
Q97 振動障害についての賠償責任
Q98 難聴と賠償責任
Q99 石綿(アスベスト)による障害についての賠償責任
Q100 放射線障害についての賠償責任 ほか

5 損害賠償額
Q101 労働災害の損害額
Q102 不法就労外国人の逸失利益
Q105 保護具の不使用と過失相殺
Q106 従業員の不注意と過失相殺
Q108 結果回避可能性の欠如による減額 ほか

6 示談・上積補償
Q111 示談後の請求
Q112 示談の無効
Q113 上積補償
Q114 損害賠償請求権の放棄
Q115 示談と労災保険金

判例索引