医療事故対応の実践
−判例と実例に学ぶ
内 容
医療事故について法手続き(刑事手続から民事手続、医療事故の行政処分手続)と医療事故紛争の予防・対応策を紹介する。
法律面では、医療事故判例の論理を基に解説。医療側からは、リスク・マネジメントとコンフリクト・マネジメントを中心に、医療事故発生時の心構え、事故の届け出判断、医療メディエーターの役割、事故調査、患者・関係者対応まで幅広く解説。最終章には、医療事故紛争から学ぶべきことを付言。
医療関係者、ADR専門家、法律家がチームを組んで「医療過誤」に立ち向かう一冊。

著編者名 和田仁孝・手嶋 豊・中西淑美/編著
判型・頁数 A5判・並製・336頁
定価
発行年月 2009年9月5日
ISBN 978-4-88260-205-7
ジャンル 単行本/司法
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備考


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主 要 目 次
第1章 医療事故と法手続
T 医療事故をめぐる法手続きの概略
U ある医療過誤事件
V 医療事故発生時の法手続き
W 医療事故発生時の刑事手続
X 医療事故発生時の民事手続
Y 医療事故発生時の行政処分手続

第2章 医療事故判例の論理
T 技術上の過誤
 (1〜14までの判例を詳細解説しています。)
U 自己決定・説明義務
 (15〜21までの判例を詳細解説しています。)
第3章 医療事故紛争の予防――平素より配慮すべきこと
T リスク・マネジメントとコンフリクト・マネジメント
U 医療者ー患者関係とコミニュケーション
V 説明と同意(2つのモデル)
W セカンド・オピニオン
X ヒヤリ・ハット事例収集のためのシステムづくり

第4章 医療事故発生時の対応
心がまえ編
T 医療機関としての立場
U 医療者としての立場
V 患者側の立場の理解 
行 動 編
T 事故発生直後の対応
U 事案の分析
V 紛争解決へ向けて
W 事故発生時の院外対応
X ケース・スタディによる初期対応過程の実際

第5章 安全確保・紛争防止のための組織戦略
T 事故調査の組織体制
U 医療安全雄組織戦略
V 医療安全活動の今後の展望ー活動の水平展開と垂直展開



執筆者紹介<五十音順>
・安藤 哲朗 (安城更正病院・医師)
・今川 俊一郎(今川整形外科医院・医師)
・遠田 光子 (宇都宮社会保険病院・看護師)
・大澤 一記 (弁護士、医師)
・小山 優子 (弁護士)
・澤野 和博 (東北学院大学教授)
・志摩 久美子(大阪警察病院・看護師)
・鈴木 義彦 (松戸市立病院・医師)
・手嶋 豊  (神戸大学教授)
・中西 淑美 (山形大学准教授)
・中村 芳彦 (法政大学教授、弁護士)
・橋口 賢一 (富山大学准教授)
・橋本 廸生 (横浜市立大学教授)
・長谷川 剛 (自治医科大学教授・医師)
・花井 恵子 (北里大学病院・看護師)
・林 里都子 (福井総合病院・助産師)
・宮下 光世 (国立病院機構 長崎川棚医療センター・医師)
・山口 斉昭 (早稲田大学教授)
・遊道 桂子 (尼崎医療生協病院・薬剤師)
・和田 仁孝 (早稲田大学教授)
・渡邊 両治 (全国社会保険協会連合会)