改訂版 医療過誤と訴訟 
その実態と対策Q&A
内 容
2001年の刊行より、多くの法律実務家、医療関係者にご利用いただいている『医療過誤と訴訟 その実態と対策Q&A』の改訂版。最新の事例や判例を追加し、現在の医療を取り巻く問題点を法律の視点から体系的に網羅した実務参考書。

著編者名 医療過誤訴訟実務研究会編/秋山昭八・須田 清代表
判型・頁数 A5判・並製・560頁
定価 6,050円(本体5500円+税10%)
発行年月 2005年3月
ISBN 4-88260-146-X
ジャンル 単行本/司法
送料 340円
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備考


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主 要 目 次
はしがきにかえて

第1部 総論
 医療過誤訴訟と最高裁判決
 1 医療水準
 2 因果関係
 3 鑑定
 4 説明義務(インフォームド・コンセント)
 5 自己決定権
 6 癌の告知

第2部 Q&A編
 1 産婦人科、小児科、人工生殖
  ○未熟児網膜症
  ○新生児低血糖と脳障害
  ○乳幼児突然死症候群
  ○帝王切開か経膣分娩か(羊水感染)
  ○麻酔とショック
  ○新生児核黄疸と脳性麻痺
  ○子宮破裂
  ○巨大児と難産
  ○風疹異常児と検査
  ○胎児診断
  ○子宮外妊娠
  ○妊産婦の急死と解剖
  ○弛緩出血と輸血(分娩とショック)
  ○避妊手術
  ○癌の検査について
  ○人工受精(AID)と親(父)子関係
  ○代理母と借り卵子
 2 外科、整形外科と手術、麻酔、輸血
  ○手術承諾書(検査承諾書)
  ○医師の裁量権
  ○虫垂炎で再手術
  ○手術時の置き忘れ
  ○手術後の不完全な管理
  ○重要な所見の見落とし
  ○麻酔管理上の過失に基づく低酸素症(麻酔ガスの誤吸入)
  ○麻酔によるショック
  ○麻酔による窒息死
  ○輸血(血液型を間違えて輸血)
  ○輸血(輸血によって肝炎感染)
  ○患部を間違えて手術
 3 内科と診断
  ○糖尿病の誤診
  ○心筋梗塞の誤診
  ○高血圧・脳卒中の誤診
  ○院内感染
  ○慢性疾患の患者に対する療養指導義務
 4 検 査
  ○検査実施手技(検査で臓器や神経を損傷)
  ○検査(造影剤)による副作用
  ○必要な検査を怠ったり、結果を見落とした場合
 5 インフォームド・コンセント
  ○患者への説明義務
  ○治療行為と患者の承諾
  ○患者の承諾能力
  ○病名の告知・非告知
  ○患者の期待権侵害
  ○患者の転院
  ○インフォームド・コンセント
 6 薬物
  ○投薬とショック
  ○薬害
 7 精神科
  ○精神障害者の自殺や他人殺傷に対する責任
  ○精神障害者に対する人権侵害
 8 耳鼻咽喉科、眼科、その他(施設・介護)
  ○耳鼻咽喉科の手術で神経損傷
  ○眼病の手術で失明(医療水準)
  ○施設事故(患者が医師から結核感染)
  ○施設事故(人工呼吸器不作動による患者の死亡)
  ○介護事故
 9 歯科
  ○歯科医への不満と訴訟
  ○歯科一インプラント手術
 10 先端医療、終末医療
  ○死後の臓器提供
  ○診療拒否
  ○脳死と臓器移植法
  ○安楽死と尊厳死
  ○エイズ感染
  ○輸血拒否
 11 医療隣接行為
  ○予防接種
  ○学校内健康診断
  ○民間療法
  ○あんま・はり・柔道整復等
  ○カイロプラクティック療法
  ○美容整形手術
  ○性同一性障害
 12 カルテ開示
  ○カルテ開示の要求に対する対応
 13 裁判(民事、刑事)
  ○証拠保全
  ○証拠保全(時期・費用)
  ○医師・病院の負う責任
  ○示談や調停での解決
  ○損害賠償請求権の消滅時効期間
  ○裁判での争点(不法行為の場合)
  ○裁判での争点(債務不履行の場合)
  ○損害賠償の対象
  ○医療過誤訴訟(審理期間・勝訴率)
  ○医療過誤訴訟(裁判費用)
  ○敗訴者の負担する裁判費用の範囲
  ○裁判の進み方
  ○裁判の終わり方(判決・和解)
  ○判決内容(終局判決)
 14 医療をとりまく諸課題
  ○最近の医療事故
  ○薬剤の取り違え事故
  ○患者の取り違え事故
  ○病院の倒産
  ○地域医療計画
  ○医療と独禁法
  ○医事紛争処理委員会
  ○成年後見制度

第3部 資料編
 ◇医療訴訟の現状
 ◇全国裁判所一覧
 ◇全国検察庁一覧
 ◇全国弁護士会一覧