新版 裁判住民訴訟法
内 容
近年の裁判住民訴訟の判例の動向に視座を置き、住民訴訟についての基本的な実法上及び訴訟上の諸問題を設問の形式で体系的かつ網羅的に取上げ、問題点を具体的に解説。関連する判例、学説等も加え、現在における住民訴訟判例法理を客観的に理解できる内容。住民訴訟に関心を持つ住民、地方公共団体の職員、法律実務家の恰好の書。

著編者名 大藤 敏/編
判型・頁数 A5判・並製・504頁
定価
発行年月 2005年6月
ISBN 4-88260-148-6
ジャンル 単行本/司法
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在庫状況 品切れ
備考 重版未定


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主 要 目 次
第1 住民訴訟における実体法上の問題
1 住民訴訟の対象           
2 財務会計上の行為の違法性      
(1) 財務会計行為の違法性(先行行為の違法と財務会計上の行為の違法)          
 (2) 長の契約締結上の裁量権(随意契約の可否)
 (3) 契約手続の適否(双方代理の禁止)    
 (4) 交際費・協議会費・市政懇談会費等    
 (5) 政教分離                
 (6) 職員の第3セクターへの派遣の適否    
 (7) 給与・手当               
 (8) 私人への支払の委託           
 (9) 寄 附                 
 (10) 議員の視察旅行と議会の判断権      
(11) 費用弁償                
 (12) 弁護士費用についての訴訟外での和解、議会の議決と予算の流用            
3 瑕疵の治癒             
4 専 決               
5 概算払による公金の支出と監査請求期間の起算日              
6 損害の発生             
 (1) 損害の発生(損益相殺)         
 (2) 自販機による公道の不法占拠と地方公共団体の損害                  
7 自治法242条の2第1項2号の行政処分

第2 住民訴訟における訴訟手続上の問題
1 監査請求の前置            
 (1) 住民監査請求における対象の特定      
 (2) 監査請求期間遵守の正当事由        
 (3) 怠る事実と監査請求期間          
2 出訴期間               
 (1)適法な監査請求の不適法却下と出訴期間の起算日
 (2)1号請求に4号請求を追加併合提起した場合の出訴期間の遵守                
3 財務会計上の行為の特定の程度     
4 原告適格(財産区と住民訴訟)     
5 被告適格(委任・専任)        
6 賠償命令の効力等           
7 3号請求と4号請求の併合提起の可否  
8 複数の住民によって提起された住民訴訟の訴訟形態

第3 その他              
1 仮処分・仮差押えの可否        
2 住民監査請求と国家賠償請求訴訟    
3 財産区の財産の処分行為と財産区住民の同意の要否               
4 土地開発公社の理事の違法行為と住民訴訟の可否
5 一部事務組合と住民訴訟

◇ 参考法令             
登載参考判例索引
語辞索引